「巨匠たちのクレパス画展」@ 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。

とても面白かった。クレパスの画材としての表現力は多彩。
特に夏を感じさせる色彩には抜群の表現力だ。
どうしてこうも他の画材より訴える力を持つのかと考えたら、クレパス画は近視的に制作するからじゃないかという私なりの結論。

塗りこめる時もより作品に近づき、力を込める。
作者と観者との濃密な距離感を呼び込む画材。

サクラクレパス協力のせいかもしれないけど、画材はキャプションに表記してほしい。
支持体知りたいし、クレパスと組み合わせて使っているだろうものも知りたかった。

f:id:artwriter:20180825223917p:plain

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

チームラボ ボーダレス@お台場

話題のスポット行ってきた。
刺激的で、ワクワクして、童心に帰って、時間も忘れて遊んだ。
膨大なプロジェクションマッピング、描いた絵がキャラクターになって動くなど近未来的体験。

でもアートスペースとアトラクションの違いって何?
アートって芸術とは、やっぱりニュアンス違うよねなど、個人的な課題も増えた。

施設的には、全体マップとガイド不備で、私たちのみならず多くの人が迷い、ヘトヘトになっていた。
バリアフリーについてはかなり問題もある。

f:id:artwriter:20180825223227p:plain

f:id:artwriter:20180825223354p:plain

 

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

ミケランジェロと理想の身体 @国立西洋美術館

飛び切り美しい肉体を持つミケランジェロ芸術に至る人体表現の歴史。
横浜美術館でやっていた「ヌード展」とも繋がる主題でもある。
コントラポストも男性のヌード表現が始まった理由も西洋美術史で習ったよなあと復習。
冒頭のむちむちプットーさんのレリーフが愛らしい。
そして石の中から生まれ出ずるような「ダヴィデ=アポロ」の色香。
あの恍惚の表情はミケランジェロ性的嗜好を物語っている。

出展作品は面白いが、キャプションの位置が無茶苦茶で見にくいことこの上ない。
恩師によると、解説も曖昧、あるいは不正確だとこと。
残念。

f:id:artwriter:20180825222408p:plain

 

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋@平塚市美術館

平塚市美術館がこの夏休み、異例の長蛇の列。
作家本人が制作に行き詰まった時に金魚を見ていて救われたという「金魚救い」。
以来金魚のモティーフにこだわり続ける。

アクリル樹脂に描かれた作品、彫刻、絵画、インスタレーションと金魚づくし。
今の季節にぴったり。
何よりお年寄り、若者、家族連れと皆いきいきと楽しそうなのが良い!

f:id:artwriter:20180825221558p:plain

f:id:artwriter:20180825221625p:plain

f:id:artwriter:20180825221702p:plain

f:id:artwriter:20180825221737p:plain

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

 

奈良美智「My Drawing Room」@原美術館

奈良美智作品。
サブカルっぽくて、カワイイだけで、これ、ゲイジュツ?と懐疑的だった私。
友達には「そう言わずに奈良美智の空間に行ってごらん。考えが変わるから」と苦笑されてた。
昨日原美術館で出会った奈良美智「My Drawing Room」。
いっぺんに虜になった。
少女の頃こんな部屋に憧れてた。
いきなり5歳くらいの私がやって来て、ここに棲みたくなった。
奈良美智の空間ってこういうこと?

f:id:artwriter:20180825221208p:plain

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

岡本神草の時代展@千葉市美術館 2018.7.7

完成した作品は少なく、草稿、写生、下図が殆ど。逆にそれがとても面白かった。

下図に書き添えられたメモ書きを必死になって読んで見る。
神草の植物のスケッチが秀逸。花々がとても愛らしい。

半襟長襦袢に描かれるハート状の花びらが散っているのもとってもイイな。
この当時の妖しげな美人画が好きだ。
神草が38歳で亡くなり、妻緑が半年後28歳で亡くなるなんて哀しい結末。

f:id:artwriter:20180825220854p:plain

f:id:artwriter:20180825220926p:plain

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟

 

 

ワークショップ with 特別支援学級生

先日とある美術館で、特別支援学級の中学生のワークショップの手伝いをしてきた。

子供たちについての事前情報を敢えてもらっていなかったが、あとで聞くと障害の重い子供たちと関わってたようだ。
しかし、トラブルはほとんど起きなかったし、彼らとのコミュニケーションも十分とれていた。

彼らは好き嫌いに純粋で、こちらが心を開いておけば、ちゃんと入ってきてくれた。

彼らを日常指導する先生方の言葉が気になってしまった。

”ちゃんとできないと君が恥をかくよ。”
”いつも君はそこができていないんだよ。”
”余計なことをせずに言われた通りにきちんとやりなさい。”
彼らを社会に適応させたい先生方の愛情から出た言葉だと理解できる。

でも、外部から見る私にはそれは息苦しく感じた。

普及課の学芸員さんは、”彼らのあるがままを受け入れることができるのが美術の役割ではないか”と。

彼らへのアプローチは学校教育以外にもいろんなチャンネルがあっていい。
美術もその一つ。

ブログ村・参加しています。
ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟