Art Fair Tokyo 2021① 造形編

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Art Fair Tokyo 2021 会場風景

コロナ禍の影響で昨年は中止となったArt Fair Tokyoが今年は無事開催されました。

今迄アートは「観るもの。そして美術館に在るもの。」と思っていた私も、そろそろ「現代を生きる作家さんにも目を向け、できるなら所有もしたいな。」と考えるようになりました。

 

今の職場の上司(と言ってもずっと私より若い)がアーティストを目指していた人なので、良く作家の立場からの話を聞くのですが。

日本人は現代アートについてどうしても逆輸入が好きだよね、という話をします。

もっと自分の見る目を信じていいと思います。

 

では所有するアートという観点で観ると、美術館で感動するものとはちょっと異なってくると思いました。

例えば、フランシス・ベーコンエゴン・シーレなんて辺りが私は好きで、美術館ではずっと観ていられるタイプの作品ですが、それが家に在ったらどうだろう。

落ち込んだ日にこれを観てたら、絶対欝がひどくなるよな。

 

そんな感じで今回は、パワーや安らぎを感じられそうな作品や作家さんに注目して紹介してみたいと思います。

 

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四代目田辺竹雲斎

四代目田辺竹雲斎さんの作品は小さなものもありましたが、この作品は人と比べたら大きさが想像つくと思いますが、本当に巨大な作品。
もちろんこんな作品は我が家には入らないのですが、竹で組み上げた凄さ。
パワーを感じます。

 

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岩崎 卓

岩崎卓さんは、岩とガラスを組み合わせた作品をいくつか出展していました。
この作品は卓上における大きさですが、もしも家に在ったら水族館の様に思えると感じました。ガラスの中をのぞいては、存在するはずのない水の揺らぎや魚の影を探してしまうような気がします。

 

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彦十蒔絵

この鋏は、木製に漆を塗って出来た作品。実は三井記念美術館で以前これを観ていて、印象に残った作品でした。
たまたまギャラリーの方(古美術鐘ヶ江)とお話ができ、持たせていただくことが出来ました。

人が知っている鋏の重さを裏切るという意味で、楽しい作品です。

また同じギャラリーで三井記念美術館で見た「枯百合」の作家さんが出展している作品も教えていただきました。↓

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松本 涼

お名前や薄く彫られた繊細な作品のイメージから、勝手に楚々とした女性の作家さんだと思っていましたが、大柄な男性の作家さんだそうです。

確かに木を彫るというのは力技なのでしょうが。
どんな方が創られたのかを知れることも楽しいことです。

 

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小坂 学

小坂さんのすべての作品は、マテリアルの欄に「ケント紙」と書かれています。
スニーカー、時計、電子機器など。その再現力に圧倒されます。

これも前出の鋏と同様、持ち上げてみたらとても軽いことでしょう。

 

だいぶ長くなりました。
ここまで造形編ということで、一旦筆をおきます。

 

Art Fair Tokyo 2021 ② 絵画編 へつづく