2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
イサム・ノグチは、評伝も読んでいるし、映画「レオ二―」も観ているし、思い入れのある作家。どうしても来たかった。1枚目のドローイングでドギマギ。なんて綺麗な曲線を迷いなく引ける人なんだろうか。作家との相性は、理屈なくとにかく感性がぴったり合う…
猛暑に清涼のひととき。様々な作家の水の表現の違いが楽しめる。これだけ水が作品の重要な要素になっているのは、日本が豊かな水のくにであるからこそ。先日レクチャーを受けた佐藤悠さんの鑑賞術の一つにあった「自分ではない者になってみる」。山元春挙の…
色々ツッコミどころのある展覧会。オリジナルの品格を落としめているような複製画。プラスティックの額縁がそれを物語る。37点もそれを見せられて辟易していたところ、絵に登場する楽器のレプリカの展示。これは結構面白い。後半の顕微鏡の父レーウェンフッ…
落合芳幾@太田美術館。知名度はあまりないけど良い絵師。人体デッサンがしっかりしてるなと思う。キース・へリング@表参道ヒルズ。ユーモラスな画風だけど、風刺が効いていて重いテーマが多いことがわかる。ポップカルチャーの大御所のハートは決してポップ…
読了。サブタイトルが「美術の見方、批評の作法」とあり期待値高めで読み始める。今私の中で抱えている疑問を解決する糸口が欲しかったこともある。読み物としては、決して面白くないわけではないけれど、誰もが言いそうな事ばかりで、守りに入ってるのでは…
とても面白かった。クレパスの画材としての表現力は多彩。特に夏を感じさせる色彩には抜群の表現力だ。どうしてこうも他の画材より訴える力を持つのかと考えたら、クレパス画は近視的に制作するからじゃないかという私なりの結論。塗りこめる時もより作品に…
話題のスポット行ってきた。刺激的で、ワクワクして、童心に帰って、時間も忘れて遊んだ。膨大なプロジェクションマッピング、描いた絵がキャラクターになって動くなど近未来的体験。でもアートスペースとアトラクションの違いって何?アートって芸術とは、…
飛び切り美しい肉体を持つミケランジェロ芸術に至る人体表現の歴史。横浜美術館でやっていた「ヌード展」とも繋がる主題でもある。コントラポストも男性のヌード表現が始まった理由も西洋美術史で習ったよなあと復習。冒頭のむちむちプットーさんのレリーフ…
平塚市美術館がこの夏休み、異例の長蛇の列。作家本人が制作に行き詰まった時に金魚を見ていて救われたという「金魚救い」。以来金魚のモティーフにこだわり続ける。アクリル樹脂に描かれた作品、彫刻、絵画、インスタレーションと金魚づくし。今の季節にぴ…
奈良美智作品。サブカルっぽくて、カワイイだけで、これ、ゲイジュツ?と懐疑的だった私。友達には「そう言わずに奈良美智の空間に行ってごらん。考えが変わるから」と苦笑されてた。昨日原美術館で出会った奈良美智「My Drawing Room」。いっぺんに虜になっ…
完成した作品は少なく、草稿、写生、下図が殆ど。逆にそれがとても面白かった。 下図に書き添えられたメモ書きを必死になって読んで見る。神草の植物のスケッチが秀逸。花々がとても愛らしい。 半襟や長襦袢に描かれるハート状の花びらが散っているのもとっ…
先日とある美術館で、特別支援学級の中学生のワークショップの手伝いをしてきた。 子供たちについての事前情報を敢えてもらっていなかったが、あとで聞くと障害の重い子供たちと関わってたようだ。しかし、トラブルはほとんど起きなかったし、彼らとのコミュ…
想像を上回る面白さ!光は影で影は光。見る人は見られる人で、広がる世界は閉じていた。この世に完全なる善も、完全なる悪もないということか。 1本1本の線に心の鐘が高鳴る! ブログ村・参加しています。 ポチッ!していただければ嬉しいです♡ ☟ にほんブロ…
放浪の画家。 大正の風景に関根の影を追う私。こんなところでも関根に恋する私がいる。困ったものだ。 曲がった建物の垂直線の微妙なバランスに驚愕する。長谷川は赤を描きたくて、他の色を置いたんじゃないか。全ては赤のために?いやいや、そのうちに赤を…