2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

レオナルド×ミケランジェロ @三菱一号館美術館

ルネサンスの三大巨匠といえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティ、ラファエロ・サンティですが、ラファエロは若くして亡くなったせいか、レオナルドとミケランジェロが比較されることが多いようです。 この2人どっちが好き?と聞…

ベルギー奇想の系譜 @Bunkamura ザ・ミュージアム

渋谷Bunkamuraで、「ベルギー奇想の系譜」を観てきました。 6月にバベルの塔を観に行ったばかりですから、飽きてしまうかな、と思いきや。ワクワクドキドキ楽しい展覧会でした。 ボスを発端として、いったいベルギーはどうしちゃったのだろうと思います。 ヨ…

江の島

公共の通信に乗せるにはお恥ずかしい素人作品です。 しかし私にとっては大切な絵。 《江の島》SM(サムホール) 父が使っていたイーゼルにそのまま置いて、私の部屋に飾っています。いくつか遺っている作品の中でももっとも好きなものです。 地元のこの海を…

聖徳記念絵画館 in神宮外苑

ずっと気になっていた「聖徳記念絵画館」。 場所は、神宮外苑。神宮球場のすぐ近く。 大正15年に完成した建物は美しくて、秋は青山通りからこの建物を見ると銀杏並木が映えてまさしくフォトジェニック。 私はこの正面にある対の一角獣が好き。 大学が近所な…

「洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵」

若いころ、数回所謂「銀座の画廊」というところに足を運んだことがあります。 とても見たかった画家を見に行ったこと、縁のある方の展示を見に行ったこと、 たぶんそんな用事だったと思うけれど、いかにも「絵なんぞ買えそうもない」自分がそこに足を運ぶこ…

没後90年 萬鐵五郎展 @神奈川県立近代美術館葉山館

当時近代日本の絵画に無知だったころ、この絵を一目見て衝撃を受けました。 《裸体美人》(1912) 生命力の塊のような腋毛をもあらわにした半裸の女性。うねるようなタッチと赤と緑の補色の対比。ゴッホとマティスが手を取り合ったような作風です。日本にこ…

生誕140年 吉田博展 山と水の風景 @東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館にて、「生誕140年吉田博展 山と水の風景」を観てきました。 吉田博(1876‐1950)といえば、故ダイアナ妃やフロイトが愛した木版画で有名ですが、今回は水彩画、油彩画、日本画と多彩な作品が出展されていました。 20…

「フリーダ・カーロ 引き裂かれた自画像」 堀尾真紀子著

「二人のフリーダ」 「私の誕生」 これら絵を見て、おどろおどろしい、気味が悪いと思う方も多いことでしょう。 でも私は、好きです。 フリーダ・カーロ(1907-1954)メキシコの画家。 6歳の時にポリオに罹り、右足に障害を持つ。18歳の時にバス内で事故に遭…

巴水なら後摺りでも

以前春陽会の画家さんの版画を奥様から売っていただいたことがありました。 その時は私もまだ若く、私のお財布事情を察してのお友達価格だったのかもしれません。 ずいぶんとリーズナブルにしていただいたような気がします。 さて・・・。 もしこれを購入す…

聖ヒエロニムス

以前ヴェネツィア・ルネサンスの展覧会に行ったとき、これでもかと主題となって登場した人物「聖ヒエロニムス」。 私のような異教徒は、「誰?このおじいちゃん。」と思ってしまいます。 先ほど出展リストを見返してみたら、45点中ヒエロニムスさんが出てき…

アルテミジア・ジェンティレスキ

女性画家 芸術のあらゆる分野において、女性作家というのは数少ないものです。美術の世界でも例外ではありません。 今でこそ女性の活躍を表すいくつかの指数の中で、女性議員の割合や女性重役の割合を数値化しているけれど、長い美術の歴史で女性作家の占め…